1.質の良いもの、ダメージのないものを手作業で丁寧に選別します。良いカカオ豆が良いチョコレートを作るために不可欠です。

2.カカオ豆を加熱し、香りを引き出します。生のカカオ豆の中に眠った状態にある様々な香り成分を、適切な焙煎条件により最大限に引き出します。その香りはメイラード反応という、還元糖とアミノ化合物を加熱したときなどに見られる反応でもたらされます。数度、数分の違いが最終的なチョコレートの風味に大きく反応する、奥が深い工程です。

3.焙煎されたカカオ豆を荒く粉砕します。カカオ豆の皮（ハスク）を胚乳部分（カカオニブ）から空気を使って剥がす工程です。このカカオニブこそが実際のチョコレートの原料として使われます。

4.カカオ豆、無添加ココアバター、サトウキビの無添加の原料のみで、乳化剤や人工甘味料は一切使用していません。

5.粒子を細かくなめらかにします。この粒子を細かくする工程を「磨砕（リファイニング）工程」と呼びます。
我々のサイズ基準の20microns以下にすることでチョコレートのスムーズな舌触り、なめらかさをもたらします。

6.花崗岩ローラーを用いて原料を混ぜ合わせます。風味を整える「精錬（コンチング）工程」さらに練り上げて風味を整える工程です。36時間継続して混ぜ合わせます。

7.チョコレート生地の温度をコントロールし、表面をキレイに成型し固める工程です。適切な設定温度からわずか1℃違うだけでもココアバターの結晶状態は変わってくるため、目的の型に揃えるためには厳密さが求められるわけです。

8.成型工程を経て様々な形に固められたチョコレートを適切な温度の下で熟成することで風味を整え、仕上がった風味をパッケージして閉じ込めます。